新宿区の猫の去勢・不妊手術費助成金制度について

6月21日に、町会関係者、地域猫の会のメンバー、それから個人で独自に猫たちの去勢と避妊に尽力されている方たち、神田川上水公園サポーター、そして新宿区から保健所衛生課長、係長、保健所長をむかえて会議がもたれました。
結論から言うとこのままでは、「廃止にしたい、それについて意見が聞きたい」、という流れに近いのではないかと思われました。とても残念です。なにかわたしたちも声をとどけなければ、後押ししなければ、と思い、皆様に署名のご協力をお願いしたわけです。
おかげさまで署名の数は680近くになりまた。わたしにはこの数字が区長にたいしてどれくらいの力を持つものなのか、わかりません。しかし皆様の懸命な署名集めへのご協力を決して無駄にしてはならないと思います。

新宿区で助成金がでるようになったのは平成3年度からです。地域の人たちや獣医師会からの要請があって、この制度は始まりました。
当初飼い猫に対してはオスで2500円、メスで4000円の助成金が、また飼い主のいない猫についてはオス3000円、メスで5000円が支払われるようになりました。
増減を時代とともに繰り返しながら平成14年度から少しずつアップし、15年度からは通年で使えるように期間が設定されました。昨年度は300万円の予算が組まれ、今年度はそれが360万円になっています。そして内訳も飼い主のいないオス猫には5000円メス猫には9000円が支払われるまでになりました。こうなるまでに、地域の住人と区の間で、
飼い主のいない猫に取り組む相互の話し合いが繰り返され、理解を深めるという、地道な努力の積み重ねがあったのです。
これはあくまで新宿区の場合であって、他の区ではそれぞれに値段の設定の仕方は違うそうです。
ただし、東京23区内で助成金制度が実施されているのは12区のみです。

飼い主の居ない猫を地域猫として管理しながら衛生面にも留意し、人と猫との調和のとれたまちづくりという考え方のもとに、東京都は20箇所のモデル地区を認定しており、そのうちの4箇所が新宿区内にあります。はえある1号地は牛込地区であり、最後の20号がわたしたちの神田川上水公園なのです。

ここまでの双方の理解と努力による前進を、無駄にし、後退させることのないように、さらに7月31日まで署名を集めます。

署名用紙ダウンロードはこちらから

締め切り 7月31日

東京都23区外の方の署名ももちろん有効です。

よろしくお願いします。

注意:この署名はすでに締め切りました

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第一回の署名募集時のお願いはこちらからご覧ください。