署名へのご協力のお願い
新宿区では飼い主のいない猫への助成金がメスに対しては9000円、オスでは5000円という額にまで
増額されました。地道にボランティア活動を続けてきた人たちにとっては大変な朗報といえます。
ところがその一方で、助成金制度を見直そうという動きがあることも確かです。
その論議の中では「飼い犬には助成金がないのに猫にだけあるのはおかしい」
「助成金を出す前に、一人一人の飼い主の自覚を促し、捨て猫をしないように啓蒙することが先。」
「助成金制度は問題のある制度と認識している」
などの意見がでています。
果たしてそうでしょうか?
助成金制度があるために、動物病院の獣医師も飼い主に避妊や去勢をすすめやすくなっています。
また、里親募集の子猫たちも、里親さんのお家で必ず避妊去勢を受けるように、助成金を利用するように、
とお話をしてきましたし、場合によっては書類をとってきて手渡しすることもありました。
里親募集がしやすいだけでなく、ここでも安易な繁殖に歯止めをかけられるのです。
地域猫への取り組みではもっと顕著に助成金の効果が現われています。
私達はバザーをしたりときにはかんぱをいただいたりしながら
地域猫にも取り組んできましたが、体力にも経済力にも限界があります。
東京都が地域猫のえさやり地域として認定してくれたために、去勢手術が都によって行われ、
メスについても助成金の枠をつかうことができました。
お金がなければ「増やさない、殺さない」を地域に根付かせることは無理だったともいえます。
そんなすばらしい制度が、無駄、問題のある制度、といえるでしょうか?
議論の中にはわたしたちのように現場で作業をしている人や
獣医師などの意見は全くはいっていません。単にイメージや単純な犬との比較だけで
議論されています。
わたしたちは助成金制度の継続を求めて、新宿区長にあてて署名をあつめることにいたしました。
文をお読みの上、ご賛同いただけましたらぜひ、こちらから署名用紙をプリントアウトして、
署名にご協力くださいますよう、お願いいたします。(第2回の締め切りは7月31日とさせていただきます。)
こちらで署名をまとめ、新宿区長あてに提出いたします。
第1回目の署名締め切り後のご報告はこちらからご覧ください。
注意:この署名はすでに締め切りました