さようならロンドン

最終日には、再び買い物をした。夫に何も買えなかったので、バーバリーで日本では未発売の色目のカシミアのマフラーを買い、自分にはコート、息子にはセーターを。またグッチでとてもフォーマルな黒のバッグを買った。これは冠婚葬祭に今でも大活躍している。
ロンドンには日本センターというのがあって、面白半分に覗いて見たら、お米やラーメン、日本の新聞や雑誌、書籍、おにぎりなどいろいろなものを売っていた。そしてうどんやそば、お米などは日本人だけではなく、イギリス人も来てけっこう買っていたのに驚いた。

そのあとはぎりぎりの時間まで大英博物館(The British Museum)で過ごし、ランチもその中でいただいた。入場料は無料で寄付のみ。一人2ポンドほどを入り口付近のボックスにいれる。ボックスは透明のプラスティックでできていて中には世界各国のお札が詰まっていた。
とにかく広く古代エジプト関係のものの量と充実度はさすがである。
Mummy’s roomではほとんど顔を手で覆ったままだったのであまり見ていない。なぜこんなにミイラが怖いのか自分でもわからない。猫のミイラは見た。まっすぐの棒のように包帯でまかれていて、少し笑った。
とてもこの数時間だけでは見て周ることはできても味わうところまでは行かない。日本語のガイドがないと、いちいち英語の説明を読んでいたのでは見ることに集中できない。
やはりここもまたたずねて見たい場所にリストアップ。

タクシーのことを書くのを忘れてはいけない。
とにかくとても親切。最短距離を探して運転してくれる。ツアーで一緒の人が目的地がおぼろげなまま乗車したところ、車を止めては走って聞きに行き、嫌な顔ひとつせず一生懸命に探して連れて行ってくれた、ととても喜んでいた。あたりまえのことなのかもしれないが、パリのタクシーのあとロンドンでタクシーに乗るとみんな満足度が上がってしまうのはいたしかたあるまい。
添乗員さんも「パリはいつも評判が悪くてね。みんなロンドンのほうが良かったっていいます」というのだが、わたしは添乗員さんの当たり外れもおおきいと思う。この添乗員さんは常に「仕事の範囲内のことはする。義務は果たした。」という感じ。同じことを何回も質問するツアー客にうんざりするのもわかるが、説明がへたくそなのだぞ。パリの面白みが味わえるかどうかも添乗員の後押ししだいではないだろうか。
そんな逆境にあってもロンドンは楽しかった。また今回の旅では偶然だと思うが、ロンドン名物のまずい食べ物に当たらなかった!!これは奇跡である!!

世界の都市のお父さん、ロンドン、またね!!




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