ロンドンの印象1

パリの北駅からユーロスターに乗る。ここからリール、カレー、アシュフォードを通ってロンドンのウォータールー駅まで3時間弱の列車の旅になる。各列車は18両編成でユーロトンネルを通ってドーバー海峡を渡るのだ。正直いってうれしい。国境を越えるのでパスポートを出しやすいように用意しておく。ロンドンへ向かうリュックを背負った学生もたくさん見受けられる。飛行機に乗らないでトンネルで渡ることができるようになるとは、少し前には思いもよらなかったにちがいない。

 

イギリスに来て英語が通じる安堵感。ホテルについて思わず「このホテルのグレードはパリと一緒?」と添乗員さんに確認する。同じだというが、ズボンのプレッサーはついているし、ポットにコーヒー、紅茶、ビスケットがあるし、朝食も前日に注文しておいて翌朝お部屋に運んでくれるタイプだ。
こっちのほうが全然いい。
イギリス人も日本人と同じで、一服するたびに熱いお茶がすすりたくなるのだろう。そしてお茶にはおいしいお菓子が必要である。
ホテル最寄のユーストンの駅構内にはたくさんの飲食店や化粧品のBootsまであり、娘はさっそくアイスクリームを買う。一生懸命フランになれたところだったので、もう頭がポンドについていけず、手のひらに小銭をならべてお店のお兄さんに差し出すと、笑いながら代金分をとってくれた。
フランスでこれをしたら騙されそうだが、イギリスでは大丈夫だと勝手に確信していた。


ロンドンの印象2

この日は盛りだくさんにいろいろなところを回った。
セントポール寺院に行き、テムズ川から国会議事堂を眺め、ロンドン・アイ(世界最大の観覧車でミレニアム記念の乗り物。)に乗り、テームズ川クルーズを楽しむ。
パリに比べると街が小さくタイトな感じがするが、ここをビートルズの連中だって歩いたのだと思うと足取りも軽くなる。ロンドン・アイからの街の眺めはすばらしく、クルーズのさなかにも雨が降ったりやんだりの繰り返しであったが、跳ね橋の上がるところが見られてむしろラッキーだった。



地下のカタコンブのカフェ
ティピカルなロンドン


セントポール寺院のパンフの字がさかさま
London Eyeの乗車券9月1日の4時に乗車
5年後にまたここで写真を撮る

これこれ
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午後はバッキンガムパレスへ行った。
夏休みの特別公開である。
そこで謁見室を見、美しい食器のコレクションや数々の勲章を見た。
その中にはビートルズが授けられたODE勲章もあった。