1

飛行機にさえ乗ってしまえばこっちのものだ。
そのあとは初めて乗るパディントン・エキスプレスの乗り場に行き、まず明日から使うBritrailのチケットを駅の窓口でバリデーションしてもらうこと。(いつから使うのか日にちのスタンプを押してもらうこと。
パスポート必要)前日にしておけば、明日、ユーストンの駅で朝からあわてないで済む。
がらがらと荷物を引きながらtrainの表示に従って進むと、難なくパディントン・エキスプレスの切符売り場に着くことができた。
15分おきに出ている便利で早い急行列車に乗れば、ヒースロー空港セントラル駅からパディントン駅までほんの15分である。
今までは送迎バスを頼み、他の個人旅行客と同乗してロンドンまで行っていた。
これだと高くつくし時間も1時間はたっぷりかかる。
二人以上ならタクシーという手もあるが、やっぱりパディントン・エクスプレスにして良かった。
パディントンの駅からは地下鉄での移動には荷物が重いので、ホテルのあるブルームズベリー地区、
駅でいうとラッセルスクエア近辺までタクシーに乗った。
運ちゃんはみなジェントルマンだが荷物は運んでくれないので自分でえっさえっさと運び込む。
街中へ車が走りだすと、早くも石造りのロンドンの街並みに心が躍ってくる。
美しい古臭い新しい街、ロンドンにまた来られた幸せ。

すぐにシャッターを切る。
ただうれしくて撮ったそれだけの写真。


パディントンの駅


£7の床屋さんMr Topper's

2

ホテルが難問だった。
予約バウチャーを手にチェックイン。しかし・・・レセプションのお兄さんの慌てたこと。
私の勘ではたぶん名前が見つからなかったのだと思う。
仲間と二人がかりでPCをチェックしながら「お座りになってお待ちください」「ん?」
「すぐです、すぐ見つかります。もちろん御泊りになれます。
大きなベッドひとつのお部屋と小さなベッド二つのお部屋とどちらがよろしいですか?」
「すでにツインで予約してある」
「もちろんです。お名前はTa・・・・とお読みすれば?」
「た・○・○・・」
「あは、練習しておきます」
「むすっ」

エレベーター、1台動かず。しかし張り紙もありゃしない。
となりのエレベーターに乗って初めてカード式とわかった。
でもたとえカードを使ってもとなりのはおかしかった。

部屋であるが・・・狭い。
そのときはまだその部屋が狭いことには気がつかなかった。
次に戻ってくるまでは。
冷蔵庫は使えず、セイフティボックスもふたが壊れていた。
やれやれ、朝6時半におこしてもらって早目の列車に乗るつもりだが信用できないので
目覚ましもかける。(とはいえ時差で目が覚めるわけだが)

すぐそばにあるブランズウィックショッピングセンターに買い物に行く。
どこへ行ってもスーパーマーケットを見物することは無上の楽しみの一つである。


日本ではピーコックストアーと提携しているWaitrose
野菜や果物がどうしてこんなにおしゃれに見えるのだろうか?
リンクからとんでいただくとわかるが、パッケージのデザインセンスが違う


これは便利だわ!
Ready to Roastのシリーズがこんなにたくさん!
味付けもバターもついていてこの材料をただ鍋に入れて調理するだけで一品できあがり!!


こちらはMarks&Spencerのお寿司
朝の写真だがこれが夕方になると売り切れ


夜9時半くらいまでお陽さまがでていて明るいのでみんなパブの外で
立ったままお酒を楽しんでいる
イギリス人は外が好き

かくして一日目はこれで終了、と行きたかったが
なんとホテルのレセプションで明日からの湖水地方2泊のあとまたこのホテルにもどるので
スーツケースを預かって欲しいと頼むとあっさり御断りされたのだ。
「ロンドンは治安が悪くて管理に責任が持てない」のだそうだ。
それはつまり、明日の朝ユーストンの駅で荷物一時預かりにスーツケースを有料で預けなければならないということだ。

細かいことや手際の良いことがとても苦手な私は、もうがくがくになりながらも
精一杯の知恵を絞って湖水地方用の荷物を別にまとめた。
湖水地方の寒さを見込んで薄手のセーターやパーカなどを入れた。
もちろんBritrailのチケットも。

この夜、予期していなかった嬉しいことがあった。
部屋の電話が鳴り、「お電話ですがおつなぎしても良いですかマダム?」
「つないじゃって〜」
なんとその電話はいちごさんからだった!!
だめもとで離日前に12日と15日の夜から19日の朝までロンドンのHoliday Innにいると
メールを入れておいたら読んでくれていたのだ。
16日の夜にまた連絡をとりあって17日の水曜日にロンドンのどこかで待ち合わせをすることになった。
楽しみである!!


 


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