9月28日 1
今日は全て一人で行動するので地図と地下鉄路線図を良く見て、たずねる場所の順番と乗る地下鉄の終点駅を確認し、メモにまとめる。そうでないと日本のようにやれどこ行きが何番線から出ます、とかお下がりください、あぶないですよ、次はどこそこ、などという至れり尽くせりの放送はないからだ。 地下鉄はイギリスでは「Subway」ではなく「Underground」もしくは「Tube」である。Subway は地下道なのでアメリカ人たちは地下鉄と間違えてみんな地下道に入ってしまうらしい。 メモを握り締めてまず、最初の目的地である「ジョン・ソーンズ博物館」を目指す。最寄の駅は地下鉄のホルボーン駅である。ソーン卿というのはイングランド銀行を設計した人物で、卿の住んでいた自宅が現在博物館として公開されているのだ。美術品のコレクションもすごいが家そのものがまた、かなり興味深い。
次にわたしがむかったのはセント・ポール大聖堂である。
聖歌隊席、モザイク、天井の装飾、数々のモニュメント、全てが歴史をものがたっている。 日本人にとって最も違和感があるのは地下のカタコンブかもしれない。 さらに日本人にとって不可思議なのはこのカタコンブと同じフロアーに「墓場カフェ」という セントポールをでてからイングランド銀行や旧王立取引所の方に向かって歩いた。
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9月28日 2
この橋をふらりふらりと歩きながら川を渡って反対岸に移動。
お腹がすいてちょっといらいらしてきたわたしは早足になってどんどん歩いた。
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9月28日 3
空腹のため、さらにそのまま歩を進めると、なんだかガードの下のような汚い一角にでてしまった。
途中左手にシェイクスピア活躍当時の16世紀のグローブ座を復元したという円形劇場があり そしてやっとの思いであこがれていたテートモダンのカフェにたどりついたわたしを待っていたのは もともと8Fのレストランに行くつもりだったのだが、「死ぬほど高くてサービスが悪い」と聞いていたのであきらめて2Fのカフェテリアを選んだ。眺めはまぁまぁ、と言う感じ。 テイトモダンは火力発電所をそのまま利用して美術館に作り変えたものなので、外見は古い四角ばったレンガ造りの建物なのだが、それがまた地味渋くてなかなかだ。そして中は新し美術館の匂いがしていた。展示場は広くてゆったりしているのだが、意外なほど観客が多い。19世紀末から今世紀にかけてのいろいろな作家の作品がテーマ別に展示されている。自分がみた3階ギャラリーは常設展に近いものだったと思う。おそらく5階のギャラリーが企画展でこちらは入場料が別途必要になる。 地下鉄のサザークの駅に向かう。 このあとわたしは疲れきった体に鞭打ってSindyのために食器を買いにハロッズに向かった。 イギリスにはほとんどペットショップというものは存在しない。 街中でも本当に何回も犬たちをみかけた。繁華街では犬を連れたホームレスにも何人か出会った。 |