イギリス帰りふたたび
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Typical London Sky

 

9月28日

3度目のイギリス。
いつもの大好きなロンドン。違うのは、家にはもうSindyを置いてきていないこと。
旅の相棒はビートルズ大好き、サッカー大好きなマミコであること。

もうイギリスに行くことは当分ないと思っていた。
前回のイギリス旅行のあと、Sindyが心臓発作をおこして倒れたからだ。
心の中でもうどこへも行くまいと誓っていた。
そのSindyがあっけなく虹の橋を渡ってしまった。
あんなに約束したのに。
わたしの寿命もあげるからと約束していたのに。

Sindyぐるみを抱きしめて、お気に入りの写真を2枚選ぶと、わたしはまた飛行機に乗り、
誓いを破ったような後ろめたさも背負いながらイギリスへ向かった。



リーズ城へ行くことはもうずーっと前から決めていた。

エヴァンエヴァンズ社の日帰りバスツアーに日本からwebで申し込みをしておいた。当日は観光バスのターミナルがあるヴィクトリアステーションに10分前に集合すればよい。自分で行く遠足のような旅を目指したい。

テロ未遂事件が発覚したがために、セキュリティをほとんど最高のレベルにまで上げている空港の手荷物検査の厳しいことといったら・・・。
Virgin Atlanticのwebを調べると機内への持ち込みは手荷物一つでハンドバックも不可。
化粧品は固形リキッドともに持ち込み不可。ただし子供用ミルクは可、などなど
注意書きがみっしり。これは通関に時間がかかると覚悟しておかなければ。
手荷物の大きさも厳しく制限されていたが、取り調べようのかごに入ればOKでハンドバックは事前に手荷物の中につっこんでおけば大丈夫と教えられ、ほっとする。
そしてすでに成田出発前から、荷物全開チェックを受け、職員にスーツケースベルトを壊されてしまった。(のちに保険で充填)職員の付き添いでもう一度外に出てベルトを購入し、付け直してスーツケースは無事ベルトコンベアに流れていった。
かくしてわたしたちは無事ヒースローに降り立った。

ヒースローからホテルまでのバスの運転手さんのヘアスタイルはレゲエ。
その運転はほとんどハリー・ポッターのナイトバス。
わたしたちはホテルをワンランク上に格上げしてもらっていたのでヒースローから一番ロンドンの中心に近い。つまり一番最後までこのナイトバスに乗り続けなくてはならないのだ。
急発進急ブレーキの連続で道は間違えるわ、遠回りするわで、胃だけが口から飛び出しそうになる。たちまちmotor sicknessに。

ホテルのあるユーストンの駅は地下鉄の駅の他に北へ向かうブリットレイル、日本で言えばJRのような列車の発着駅もある大きなターミナルだ。
駅構内にカフェも食事をするところも化粧品のBootsもMarks and Spencerの食料品売り場もテイクアウトのFish and Chipsもあって便利だ。
でもめったに来ないLondonでよりによって6年前と同じホテルになるなんて・・・