ドイツ旅行7


ノイシュヴァンシュタイン城へ


お城はちょうどメンテナンス中。
それでもマリエン橋から撮ったこの姿の美しさ、
シンデレラ城のモデルである。


シュバンガウについてすぐに目にすることになるお城は
ホーエンシュバンガウ城である。
もともと12世紀に建てられたのち荒れ放題になっていたものを、ノイシュバンシュタイン城を立てた
ルードヴィッヒ2世の父親であるマクシミリアン2世が買い取って、夏の別荘として使っていたもの。

お食事はザワークラフトとサラダ、チキンにフライドポテト、雑な感じ。
そして期待したデザートのなんて薄切り上手!!


お店の片隅にドイツの民族楽器のようなものがおいてあり、
聞くとこの日(日曜日)はバンドが来て演奏することになっているという。
その中の楽器の一つをとりだしてやたら大きな声で説明してくれる
お店のおじさん。


さぁ、山の中腹のお城まで行こう!!


このあたりは鹿狩りが盛んなのか
鹿の頭と猟犬の頭。

お城に行くのも降りるのも、バスか徒歩か、あるいはこの馬車。
これはノイシュバンシュタインからこの日降りる最後の馬車だった。
この子たちと入れ違いに下から白い馬が2頭、重そうに馬車を曳きながら坂道を上がってきた。
これを見たがために私にとってのノイシュバンシュタイン城は働く馬たちの蹄の音とともに
記憶されることになった。

働くお馬さんのヴィデオがご覧になりたい方はこちらから


ぎゅうぎゅうずめのバスでマリエン橋まで行く。
この橋から眺めるお城が絶景。
橋の下は身も縮まる谷ぞこ。

お城は美しくまた山の中腹から見下ろせる町村も美しい
シュバンガウまでくると、あと少し行くだけでオーストリア、スイスである


遠くに光る湖と取り囲むようにある森林。
畑、山、民家のどれもが美しい。
どんどんドイツが好きになっていく。

入場は時間制でチケットに記載の時間どおりに機械を通して入場するシステム。
中での写真撮影は禁止。
完成しきっていない美しい内装を見ながら、ワグナーに心酔し、
最後は湖で謎の死を遂げたルートヴィッヒ2世は
なんと悲しい王様であったことだろうか、と思いを新たにする。

城の中はまだ建設中と言われているが、もしかしたら永久に完成しないのかもしれない。
だからといってそれを嘆く王様はいないのだから。