ドイツ旅行6

 

朝のローテンブルク


早起きして城壁の上を歩こうと思った。
こうして高いところから町を見るとまるで中世の街並みのように見えるが
実は第2次世界大戦で連合軍の爆撃を受け、町の40%が壊滅したものを
再建して今の姿になったのだという。

まだ薄暗い朝。ホテルのすぐそばに城壁に昇る階段がある。
こうした階段は全部で16か所ある。
胸壁は右へ左へと街を囲むようにぐるりと巡らされ、地図で見ると左に向かって鼻の突き出た天狗のような形


城壁の修復費を寄贈した人たちの名前が
壁に刻まれている
私は発見できなかったが日本人の名前もたくさんあるらしい。

早朝の城壁散歩の後はあわただしく朝食をいただいてから
ホテルの前からマルクト広場へと再び向かう。
昨夜マイスタートゥールンクという仕掛け時計を見たところである。
写真は市庁舎。仕掛け時計はこの建物の右にある。

広場の南側には聖ゲオルグの噴水がある。
右はお休み中の仕掛け時計。


マルクト広場の噴水のそばに立つ家。
左が舞踏場で右はヤークストハイマーハウス。

この古い建物、壁がはげ落ちているため、昔の建物の建て方が観察できる。


ブルク門の塔とブルク公園。
公園からはタウバー川が見える。
まだ朝もやの中だ。




ブルク門が見えてきた。

左の写真の門の上には自由都市のマーク、双頭の鷲が刻まれている(はず)。

まん中の写真の中央の黒ずみは口を開いた顔のレリーフで
塔の上から敵を見つけるとここから煮え湯や沸騰した油などをぶちまけたという。
それで黒ずんでいるのだろう。

一番右の写真は公園内にあるブラジウス礼拝堂。
14世紀にあった地震で崩れた城のあとに唯一残った建物。


ゲオルグ噴水ではないが古そうな井戸か。
ローテンブルクの家、良く見ると最上階の窓の上には腕木のようなものが出ている。
これは商品を上の倉庫まで引き上げるのに使う滑車の
なごりだそうだ。


今は鳥のえさ入れをぶら下げているお家。


クリスマスグッズで日本でもなじみのあるケーテウォルハルトの本店が
ここ、ローテンブルクにある。
現在の経営者の奥様が日本人ということでWEBサイトは日本語もあり。
(クリスマスシーズンには六本木ヒルズでクリスマス・マーケットを開いているらしい)
それにしてもこの車、夢の配達車である。

ドイツのロマンティック街道沿いの都市には
クリスマスグッズのショップがたくさんあり、もちろんそこでは
一年中クリスマスのものを売っているのだ。


もう出発の時間
まだまだローテンブルクは見足りないし、
名物のお菓子シュネーバルもまだ食べていない。
死ぬまでにもう一度来なくちゃ、と心に決めた。

ローテンブルクの動画も見たい方はこちらから


バスはロマンティック街道を通ってシュバンガウへと向かう。