久しぶりに
2005/03/08

長いブランクのあとで、急にビートルズのことが書きたくなったわけは、TVで「I am Sam」を見たからかな。わたしはあまりほかのアーティストがビートルズをうたうことは好きではなかった。最近自分は大人になったな、と思う。人様が歌ってもよし。許せるようになった。しかも味わえる。この映画ではビートルズの曲だけが使われている。Samはとってもビートルズが好きなのだ。ビートルスの歌詞や生き方に励まされているのだ。
映画にでてきた曲をオリジナルで聴きたくなって、CDを引っ張り出してはかたっぱしからかけた。
それを聞きながら掃除機をかけたり、お皿を洗ったり、Sindyの耳を掃除したりして一日過ごした。
偶然に、TVに大のポールファンであるトライセラトップスがでていた。リードボーカルの翔ちゃんに、実は原宿のパン屋さんでばったり会ったことがある。ベースの男の子と一緒だった。ポールつながりの翔ちゃんファンであるわたしは声をかけたかったのだが、親子ほどの年齢差ではね・・・。
わたしが死んだらYesterdayとShe's leaving homeとサティのグノシェンヌをエンドレスでかけてもらおうかな。お経はいやだな。

Let it be naked
2003/11/20

ついにでた。因縁深いアルバムが。これが本来Beatlesが意図した音に近いといわれている。
あるいは少なくともLong andWinding Roadに関してはPaulはフィル・スペクターのアレンジに不満を持っていたのだから、こちらのアコースティックなサウンドのほうが本望だろう。今、Let it be に絡んだいやな様々なことがらはどう解釈されているのかな。高校3年のときに授業を抜け出してLet it beを銀座のみゆき座まで見に行った。暗くてみんな不機嫌でいつも本当はいらいらしていた。これがアイドル顔の仮面を脱いだBeatlesなんだと思った。まだ20代の彼らが一様にとても疲れてふけて悲しくみえた。「これは解散するな」と思わないでみていた脳天気な人はいなかったのではないだろうか。小野洋子が怖かった。今の彼女はとってもすてきになった。自分というものがしっかりとある日本人の女の人でコレほど世界に羽ばたいて有名になった人もほかにはなかなかいないであろう。
で、nakedの音はくすみがとれてきれいな音に生まれ変わっていた。発表当時、消化不良にむりによそいきを着せたような音楽だと思ったし、一流の仕事ではないと思った。しかし今聞くとどの曲も大好きなのだ。多分わたしがLet it beを嫌いなのはあの映画のなかの悲しい姿を思い出すからなのだと思う。

 

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