2004.0815 ガリシロ捕獲!!
うう、とうとう捕まえた!!
家に帰っていろいろな用事を済ませている間に日付が変わった。
明日は獣医さんに連れて行こう。避妊もしてやらなくては。
それからのことはまた、ガリシロのためにもなって、メグちゃんのママも納得できる方法。
今はわたしの家の玄関前にひっそりと置かれている。メグちゃんのママと祝杯をあげなきゃ。

 

2004.0814 ガリシロの画像公開
闇に蠢くガリシロの姿をカメラが捕らえた!!
相変らず50センチ以上近づくとひっかいてくる。おなかはぺこぺこのはず。
なのにわなの入り口にまではいくが、中には入らず。
かなりまたたびが好きなので現在またたびで誘い中。


餌付けをしていたところ、後片付けまでの時間差の間に見咎められてしまった。いるんです、ここに。

2004.0812 ネコにまつわるエトセトラ
いちことニコは、避暑に行った友人のかわりに我が家で今育てている。
それが急に下痢になった。環境が変わったせいかとあわてて動物病院へ。なんとコクシジュウムであった。
これは大変。だんごになって遊んでいる野良黒にうつっているかもしれない。翌日この子を検便してもらう。
良かったしろだった。
しかしだんごになって遊んでいることにはかわりはないし、そんなにたくさん隔離部屋もないので予防としてお薬を飲ませることになった。
ちなみにいちことニコは我が家ではチヨチヨとミチヨである。

その一方で、ガリシロである。
ここのところ毎晩餌場に通い、わなをしかけて様子を見ている。毎日行けばそれなりの収穫あり。
ガリシロを哀れんでご飯を与えていた人がこんなにいたとは!!
その人たちにたくさん会えたので、捕獲したいからごはんを控えて欲しいと伝えることができた。
そして昨日の夜のことだった。
いきなり怒鳴られた。
うでから肩にかけていれずみが見え隠れするおじさんだ。
「なんの権利があって勝手にネコを捕獲しようとしてんだ。どこの組織だ」ときた。
説明するもお話にならずやたらどなるので近所の人たちやおばさんがわらわらとでてきた。
「この人たちはネコがかわいそうだから保護して手術してくれるってんだよ。ありがたいじゃないの。あんたからもお願いしなさいよ。」
と言われている。おばさん強し。なんだか怒っていたはずのいれずみのおじさんもほどけてきた。
「俺もネコは好きなんだよ。子供を産むのが自然の摂理だと思うけどな。ま、頼むわ」
と最終的に丸く収まってほっとする。
わなの中まで2回ほど入ってくれた。
今晩あたりがっつりとはいってくれないかな。

わなを見張る間、わたしはぶくぶくに蚊にさされるのだがメグちゃんのお母さんはひとつも刺されていない。不公平だなぁ。

 
野良黒の開きとおとぼけなチヨチヨ(ニコ)。
 
みちよです。そしてネコずきんです。


2004.0803 子猫を拾う
夕方お使いに出ようと自転車にまたがってちょっと走ったところで、近所のアメショーを飼っている奥さんに声をかけられる。「朝からこの子がいるのよ。困っちゃう。」みれば白黒の子猫。このところ白黒に縁があるようだ。呼ぶとすぐにそばに出てきて抱っこしてほしそうにする。この人懐こさは、飼い猫であったに違いない。首輪もなにもない、3ヶ月の男の子。もちろん未虚勢。抱き上げてすぐに頬擦りするわたしを見て「呼ぶと来ちゃうわよ。あらあら」
この子は今もちろん家にいる。帰宅した夫も「かわいいかわいい」と愛でている。
飼い主さんを探しても出てこないかしら。それなら欲しいという方にお譲りして・・・といろいろ考えている。

  
上から見るとこんな形。しっぽに特徴あり。足もこんなかんじ。そして腹部と胸部はこんな感じ。
 
写真写りは悪いがかわいいです。

2004.0802 新宿区役所
6月28日の日記に、東京都による地域ネコのモデル地区認定および、餌場となっている公園への犬入園についての話あいのことを書いた。今回はその公園のサポーターを募って名簿にし、新宿区の土木課に友人のMさんとともに提出してきた。今は犬の公園利用は黙認している状態でしかなく、公園利用者からの強い苦情があれば、どうころぶか、まだわからないようなことであった。「大きな犬の場合」とか「今は小さい犬が多いので良いが」などのことばに違和感を覚えた。犬の大きさとマナーとは違う。たとえ都会に住んでいても、自分にあった好きな犬種を飼いたい。多数決の論理ばかりでは文化のない国になる。好きか嫌いかを優先させ、多数決にしてしまうなら、弱者の切捨てと同じだ、と心のなかではのたうちまわりつつ、「むずかしいですね。ではよろしくお願いします。」という。
そのあと第2分庁舎の保健所へ向かう。保健所の所長さんに会うためだ。
わたしたちは野良ネコを保護すると避妊や去勢をしているが、それに対しては区から助成金が出ている。ありがたいと思いながらも、声に出して言ったことはなかった。苦情に関してはすぐに声が上がるが、「ありがたいです」とく報告はしていなかった。その声がなければ、予算はすぐに削られてしまうものらしい。ちょっと反省する。
所長さんは次の話し合いをお盆の後から9月のはじめまでの間に設定して、どうしたらよいか最終的に公園サポーターや地域の人、土木課、保健所を交えてつめましょう、と提案してくれた。ちょっとほっとする。
犬の飼い主向けのちらしも、区で作ったものはとても抵抗感の強いものなので、自分で書いてみたのだが、それも議案にのせて、配るなら配るようにしましょうといってくださったのもうれしかった。
たとえ1ミリでも良いほうに進め。

 

2004.0725 世田谷で保護の子猫たち
里親候補の方を子猫たちのところへお連れした。子猫たちはすっかり元気になっており可愛い。黒い女の子をご希望だったが、兄弟で仲良くしているさまを見て、兄弟でひきとれないか検討してくださるとのお返事をいただいた。もちろん女の子だけでもよいのだけれど、苦労して生きてきた兄弟だからおにいちゃんも一緒にもらわれれば、それに越したことはない。

 
  
みんなよく動くのでぴんぼけばかりになってしまった

2004.0724 ヒヨドリ赤ちゃん
Kikiが脱走。ひとしきり遊んでほんのり薄黒くなって帰ってくる。
けたたましい鳥の鳴き声が飛び交う中、地面にうずくまる何かにちょっかいを出している。
よくみるとねずみ?ではなくてヒヨドリではないか。
すぐに保護。もうぐったりして目を硬く閉じている。しまった遅かったか。
夫がすぐにデパートに鳥用のケージとミールワームの生餌を買いに走った。
ちょっと箱を覗くと目をぱっちりと開けてさえずっている。
ミールワームを与えてみたが食べようとしない。次に練り餌を作り小さなお団子にしてけずった割り箸にのせて口もとにもっていくと食べた。
親鳥らしき鳥が鳴いていたのを思い出して、ケージに移した雛鳥を外に近いところにおいてみた。しばらくするとやはり親鳥らしき大きなヒヨドリがやってきて雛と鳴き交わしている。今だ、と思ってケージからそっとつかんで出してみると案の定、大きな鳥はわたしの頭上をくるくるまわって今にも降りてきそうなくらいだ。思い切って放すと、あっというまに親鳥とともに、となりの家の屋根を越えて飛んでいった。

 

2004.0723 リフォームしました
まず猫達がこわし、次にSindyがパニックをおこして板をはがしてしまった洗面所の床をなんとかしようというところからはじまって、結局、重たい本箱で持ち上がってしまった居間の床もなおそうということになった。すると次々と洗面台も取り替えたい、ちょっと無理してキッチンの一角を仕切ってパパの書斎も作りたいということになってしまった。居間の床を直すためにはダンボールで50箱の書籍と巨大本箱を運送屋さんに運んでもらわなければならなかった。片付いてみると居間が広くてうれしい。もう本は戻ってこなくてもいいとすら思った。捨てよう捨てようどんどん捨てよう。棟梁はわたしに毎日のように言った。
「だんなと子供だけ残してみんな捨てちまいな」
棟梁素敵!!わたしはだんなも捨てそうな勢い。
しかしそれがなかなか捨てられなくて先に進めないのだった。

 
棟梁ありがとう。きれいになりました。

 
洗面所の壁紙もみんな張り替えて可愛い棚もつけた。そして書斎も作った。Sindyぱぱ喜ぶ。

 
張り替えられた居間の床。Sindyのためにコルクにした。出窓から物をどけたらこんなにグリーンが。

 
そこに本と本箱が帰ってきた。働け働け〜〜。

 
古〜いパパの本と初めて最後まで読んだなつかしい原書。

 
そして猫達はちっとも役に立たないのであった。

2004.0721 なかなか・・・
3〜4日前にメグちゃんのママから電話。お家の近くに骨と皮の真っ白い野良ちゃんがいて心配で仕方がないという。
しかしいったいどうすればよいのか、わからないと。
方法はただひとつ、捕まえて先生に診てもらうこと。その後はいくつかの選択肢があると思う。
治る病気であればいいのだが。
一緒に捕まえようというと、彼女もわたしに話したことでだいぶ気分が楽になったと言ってくれた。
金曜日にからぶりして、また今日、電話があったのですぐに飛んで行った。
わたしもそのネコをはじめてみて絶句した。
本当に骨と皮。真っ白なまだ大人になりきっていないネコだった。
いったいどんな病気が隠れているのか。
目もめやにがこべりついている。
メグちゃんのママがもってきたささみをがつがつと食べた。
「もう大丈夫だよ。悪いのはみんな人間だね」と二人で声をかけた。
いつか必ず保護して先生にみてもらおう。その日まで少し待って。

2004.0720 きのうは・・・
ジョン君の49日をともに過ごすために愛華さん、里親さんのSさんご夫婦、わたしのお友達のApimamaで集まった。みんな犬が好きでそれぞれにエピソードがある。また愛華さんはFENDIの看病中である。
ジョンのことを思う気持ちは複雑だ。死んでしまったことに対するどうにもやりきれない気持ち、里親さんに悲しい思いをさせてしまったという気持ち。また老齢で犬を飼うことの問題。それを自分への課題として課しながら、なにひとつ解決できていないのではないか。
そのことがわたしを苦しめる。
ジョンはきっとにこにこしっぽをふって出てきてくれたと思う。ジョンも忙しいだろうな。愛華さんのお家、里親さんのお家、入院しているおじいちゃんのところと回るところがたくさんあるのだから。やさしい子だった。
ジョンが乗り移ったのか、わたしは体が重くなり、家に帰ると口をきくのもやっとなほど疲れてしまった。今日はほとんど一日眠って過ごした。

2004.0709 もしわたしがおばさんになったら
いえ、もうすでにおばさんである。
若いころは、おばさんになったらいろいろなことに分別があって、しっかりしていて、多少のことでは揺るがず、それまでに積んだキャリアを生かしてきびきびと生きているに違いない、と考えていたが、実際に自分がおばさんになってみたら、すべて妄想だった。
相変らず右往左往しながら
生きている。
わたしにとってかっこいいおばさんは イーデス・ハンソン、森山良子さん、ヨーコ・オノ、緒方貞子さん。もっともっとたくさんいるかもしれない。年をとって顔が素敵なるのは素敵に生きてきた証拠。
東京都現代美術館での小野洋子展は懐かしさと楽しさがあった。ことばに対する感性のおもしろさ。
今日はわたしの好きな洋服やさんのバーゲン初日だったのでもちろん飛んでいった。
でも昔のようになんでも似合ったり着こなせたりということはない。きられるものの範囲がせばまった。体型のせいもある。ざぶとんの上で丸くなった猫のような体型になった自分を鏡に映すと、冷静な判断が「この服は無理」とささやく。そんなバーゲンの雑踏の中にヘアこそ白いが、昔とかわらない凛とした鳥のような表情と身のこなしで品定めをしているかっこいいおばさんがいる。ざぶとん猫とは違う。自分もあっちの道に行かなくちゃいけなかったのに。今からでも路線変更できるかしら。

 
ヨーコ・オノの作品。たくさんの棺にグリーンが植えられている。平和を願う作品である。

2004.0628 地域猫対策打ち合わせ会
友人の努力で神田上水公園の一部にある野良猫(飼い主のいない猫)の餌場を東京都がモデル地区として認定してくれた。そのプランをさらに推し進めて「犬の入園禁止 」の立て札もはずして、現状に見合った、人と猫と犬が共存できる公園第一号をめざしたいという、打ち合わせ会であった。わたしは全く知らなかったのだが公園にはサポーター制度というものがあり、登録する人を募集しているという。猫のえさやりさん、(モデル地区なので避妊去勢の費用は都で負担してくれる)やお花を愛する人、そして今回は犬の入園をOKにするのでもちろん愛犬家のサポーターも募集する。わたしはもちろん犬サポーターで名乗りを上げた。保健所(犬、猫)と土木課(公園)が町会やボランティア組織(ねこだすけ)と協働して対策の実施にあたる。
公園サポーターといっても難しいことや面倒なことは何もない。いつもしていることをするだけだ。
つまり自分のわんの散歩で公園を通るときにふんのおきっぱなしがないか、またふんをとらずに行ってしまう飼い主さんがいないか、注意してみながら、おわかりいただけない飼い主さんにはちらしなどを手渡しして読んでいただく。悪質な場合は区役所と保健所がのりだしてくれる、という。
犬を飼っていて犬に権利がないとお嘆きの方は多いと思うが、犬の権利を守るのはやはり飼い主なのである。
ふんをとらないのはもってのほかであるが、おしっこに関してもペットボトルにオレンジXの薄め液や消臭除菌剤の薄め液をいれてお散歩のたびに持ち歩き、きちんと流すことも大切である。
うまくいけば、今公園に立っている「犬立ち入り禁止」の看板がだんだん少なくなるだろう。

こんな打ち合わせをしながらその一方で今朝、別の公園の入り口にある立ち入り禁止の看板がさらに大きくなっているのを発見。犬と共存する方法を考えることに頭を使って欲しいのに、看板を作ることにお金を使っている。マナーの悪い飼い主さんと禁止の看板のいたちごっこという最悪のパターンだ。

2004.0627 須崎動物病院のセミナーとお友達とのミーティング
翌日もまたセミナー。こちらは手作りごはんでやはり有名な須崎先生のセミナーである。気がつくのが遅くて家から歩いていける距離の中野でのセミナーに申し込み遅れてしまって満席になり、やむなく横浜で受けることになった。やはり学ぶべき点はあった。がしかし、予定時間を大幅に過ぎてしまい、一番肝心なサプリメントの話にいくまでにすでに30分オーバーしており、次の約束があるわたしは時間切れになってしまった。サプリメントの話の前に食品会社から須崎動物病院にトラバーユしたという男性の挨拶がはいり、それもいつ終わるとも知れず退席した。
退席してまで会おうとしたのはApimamaとNikeママ。
パソコンがこわれてしまってアップできていなかったのだが、バザーを一緒にしたあと、3人で横浜中華街であって、食べたりしゃべったり歩いたり食べたりしたのだった。若い二人にはかなわない。その週の鍼治療のときに「足がぱんぱんです」といわれて、いつもは刺さないところに鍼を打たれた。
せっかくなので中華な写真を。

そうして久しぶりにこの日を迎えたので、セミナーも途中でほろうというもの。
しかしNikeママの滞在時間は短く、あれは幻のぶっぽうそうだったのか。
Apimamaと二人でケーキ屋さんを探して行ったが結局その前でNikeママは泣きながらケーキも食べずに帰っていった。
また会おう、泣くなNikeママ。
Apimamaとは埼玉のゴールデンの里親探しの打ち合わせをしよう、とかいいながら食べてしゃべっているうちに忘れてしまい、結局家に帰ってからメールで打ち合わせるという、いつものパターン。
またね!!

2004.0626 犬と暮らしのセミナー
当サイトもリンクさせていただいているLiving with Dogsさんの主催で「日本の犬の未来を考える」と題された第一回のレビューがあった。家の修繕のための準備に追われてとても疲れていたが、大変に興味深く聞くことができた。
おなじみの「マルコ・ブルーノ」さんや「坂本徹也」さんがそれぞれ日本の犬の飼われ方の現状と日本におけるペットビジネスの現状をわかりやすくお話してくださった。里親募集のおてつだいをしている中でおよそわかっていたこととはいえ、やはりそこには悲しい犬の姿があった。
犬が生きていて感情ももっていて、暑いところに繋がれっぱなしでは苦しいに決まっているということを忘れてしまえる人も世の中にはいるということを知ってはいたが、その多さには愕然とする。イギリスやオーストラリアのレベルになるまであと500年かけるのか、もっと早くするのか、犬飼いの人たちの草の根のような努力にかかっているのではないだろうか。
見てみぬ振りはできない。
しつけは犬を守るためのもの、と肝に銘じて。
犬を守るには犬を飼う人同士の協力 が絶対に必要。
アニマルポリスの話もでた。アニマルポリスに罰金の徴収や逮捕などの法律的権限を与え、その給料は犬を飼っている人から税金の形でとるという案にわたしは賛成する。
ペットビジネスの悲惨は数字に表れていた。繁殖させられる数が多すぎる。市場に出るまでに半分が死んでいるという計算。
これを残酷といわずしてなんというのか。
ネットの情報の怖さもパネルディスカッションの際に話題がでた。一人一人が情報をふるいにかけて、選び取らなければならない。またわたしも含めて、ネットでまがりなりにも情報を発信している者の、責任の大きさを痛感する。
顔の見えないネットだからこそ、注意が必要だ。
マルコさんの連れてきたレスキューされたわんが、会場をうろうろしながらみんなをなごませていた。
たくさんの人たちの意識が高まることを願って。