2004.0623 Oh my dog!
昨年くらいから運動会の音を怖がるようになったSindy。今年は悪いことにそれにプールの音も加わった。窓をしめきり例によってクーラーとステレオをがんがんにかける。プールからは子供達の嬌声と先生の吹き鳴らすホイッスルの音。時には音楽。それが校庭にこだましてぐるぐるまわり、音の渦巻きとなって我が家に到達する。するといきなり呼吸が荒くなりキュイーンと泣きながら穴が開くほどわたしを見ている。そんなときは分離不安にもなってしまう。わたしがいないといてもたってもいられないようす。レスキューレメデイを飲ませてなんとかたらかして、出かけたある日のこと、帰宅したわたしを待っていたのは・・・

 
以前に我が家の悪魔猫達が掘り起こした洗面所の床をさらに激しく掘り起こしていた。
今週中に床と壁紙の修理が入る予定である。

2004.0620 オールナイトでハリポ
久しぶりにとてもはまっているのがハリー・ポッター。断じてポッタリアンではない。記憶できずにすぐ忘れてしまうから。ポッタリアンの風上にもおけないだろうと思う。翻訳が待ちきれなくて無理して「Harry Potter and the Order of Phoenix」を原書で読んでほとんど理解できていないくせに腱鞘炎にだけなったというツワモノだ。それまでに「アズカバンの囚人」と「炎のゴブレット」は読み中に翻訳がでてしまい、次々と投げ捨てた。DVDはもちろん「賢者の石」も「秘密の部屋」も購入したが「賢者」のほうは1〜2回みただけでなくしてしまうという情けなさ。家のどこかにはあるはずなのだが、また買おうかとすら思っている。そんなわたしが昨夜、夜中までかかって先行オールナイトに息子と行って来た。
わくわくどきどき。モスバーガーでコーヒーと紅茶を買い込み、いざ映画館へ・・・。
そして・・・わたしはいきなり違和感を覚えた。
今回から前2作とは監督が変わった。監督がかわるとこんなにもテイストが変わってしまうのか。
ハリポの良いところはファンタジーであると同時に学園ものであるところではないだろうか。寄宿学校のリアルさ、イギリスの小市民の家庭、上流階級と下町の人々、すべてがリアルだからファンタジーが本物になるのだ。ところがハリーが暮らす平均的か、あるいはそれよりやや下方に位置する家庭の描写からして全くリアルではなかった。そこにいるはずの、手でつかめるようなハリーはいなかった。すべてが遠いファンタジーのお話で、ロンハーコンビも人物像の掘り下げが浅い。
あとは魔法の大安売りにしか見えなかった。悲しい。
監督が変わったからといって、学校の構造や建物の配置、地形がこんなに変わっても良いのだろうかという疑問もあった。ハグリッドの小屋ってこんなに山の下にあったのかしら?
「とても寒い」というせりふのときには寒そうな絵だけを出してくるような感じ。実際には「とても寒い」という言葉には恐怖心や心細さ、甘えなどいろいろな意味と気持ちがこめられており、映画は主人公のそのせりふの裏側を画像で表すのだと思う。そういう意味で物足りない映画になってしまっていた。
今後、JKローリングの原作を映画に置き換えることはますます困難になっていくかもしれない。
しかしそれでももちろん、原作のハリー・ポッターの世界の面白さは全く減じることはないだろう。

 

2004.0618 クリちゃんお家へ帰る!!
クリちゃんが、お家に帰りました。
リンク協力してくださったみなさまありがとう。
今日、池袋の警察署に保護主さんが連絡をいれてみて、飼い主さんが探していることがわかり、無事にお届けも終わりました。

今回のことでまたいろいろ学ぶことがあった。
それはまとめて、あらためて迷子の部屋分室にアップしたいと思う。
クリちゃん、本当のお名前はチャラちゃん、通称チャーちゃんはなんと下板橋から東中野まで23日もかけて移動してきたのだ。
その間ご飯はもちろん残飯。いまだにさんぽの途中でごみ捨て場による癖がついていると、保護してくださった小林金物店さんがおっしゃっていた。
年齢も最初の獣医さんのみたてでは8歳とのことだったが実際はそれどころか16歳だという。
無表情なのはややぼけがはいってきているためだということもわかった。
飼い主さんは涙を流しているのにチャーちゃんはきょとんとしていたらしい。
保護してくださった小林金物店のやさしい皆さんとお世話をしていた奥様に、わたしからも感謝。

クリちゃん良かったね。

2004.0616 神田川沿いの地域猫
昨年の12月に行われた地域猫の話し合いのあと、友人のMさんの努力で着々とことがすすみ、新宿区の強力なサポートもあって、ようやく東京都によって地域猫の共生モデル地区としての認定が決まりそうだ。今日は神田川の遊歩道に東京都の職員の方や、前回もお見えになった新宿区の保健所の方や区議さんもいらして、視察と簡単な話し合いがもたれた。認定が本決まりになると、この地区の猫達は都の動物管理センターの獣医さんの協力で無償で避妊去勢をしてもらえることになる。本気で取り組まなくてはならないのはこれからだ。
良いことはこれだけではない!!
この遊歩道沿いの公園は人間のためにあるので「犬立ち入り禁止」の看板が 実はたっているのだ。もちろんそれを守る人はなく、みな犬を連れて堂々と散歩している。現状にそぐわないこの立て札も取ろうということになったのだ。区としては地域の住民の理解を得た上で、人も犬も猫も共に利用する公園のモデルケースの1号にしたいとのこと。これがうまくいけば、ほとんどの公園に立っている「犬の入園禁止」の看板がとれるかもしれない!!
このあともまた、地域の方や猫のえさやりさん、犬飼いのかたたちを集めての話し合いがもたれる。
この話し合いは画期的なものになるし、あらためて、糞の始末やわきまえのある散歩のマナーを認識させられるだろうと思う。
マナーが悪いまま、犬を入れろという飼い主さんこそ、犬を守ろうとしている飼い主の敵である。

すこし前の朝日新聞に、都がペットショップを立ち入り調査したという記事がのっていたので、そのことを職員の方に聞いてみたところなんと年間500回ほどは立ち入りしているのだそうだ。
「ごはんをあげていない」「水がなかった」「におう」「不衛生にしている」などの通報があると立ち入りをし、指導し、再び調査し、改めていない場合はさらに指導するという。ひどい場合は罰則もあるとのことだった。しかし罰則を適応したことはないらしい。
そして今日の朝日の夕刊にはこんな記事があった。
「ペット店規制強化」「取扱者配置を義務付け」「愛護法見直し」
内容をみるとやっとか、とかまだまだ、と思うかもしれない。でも少しでも前に進んでいると思った。
保健所の所長さんのことばが胸に残った。
「犬も猫も人が手をかけなければ生きていけない生物なんです」

 

2004.0612 本村先生の講座
迷子の老犬クリちゃん(仮)にはまだ飼い主さんが現われない。飼い主さんを探すと同時に里親さんもしくは一時預かりさんも探すことになった。
広島のシマちゃんは無事に保護され、幸せへの階段を着々と上っている。大丈夫、もうすぐ、いやすでにもう幸せになっている。それに伴い、シマちゃん基金も終了することになった。シマちゃんのために動いたたくさんのひとたち、本当にお疲れ様でした。

さて、本村先生の講座。いつもとても楽しみにしている。
今回はアレルギーについて。Sindyはアレルギー犬なので聞き逃す手はない。アレルギーテストがあまりあてにならないと聞いてちょっとがっくり。
それ同時に目からうろこだったのは、Sindyはラム肉にアレルギーがあるのだが、一年間まったくラム肉を与えないでいれば、おそらく一年後にラム肉を与えたときは経口寛容のシステムがきちんと働くようになり、アレルギーを起こさない場合が多い、ということ。
Sindyごめん。ちょっとラム食べてみない?

本村先生の講座に集まっている飼い主さんたちの意識は高く、本当の犬好きさんが多いのですぐに仲良くなって犬の話題で盛り上がる。この日も自分はフラッティを飼いながら、保護犬の一時預かりをしている方や、前回仲良しになったチワワ飼いの方、フレンチブル飼い主さん、大病から生還したハスキーの飼い主さんなどとテーブルを一緒にしてとても楽しい時間をすごした。先生、みなさん、ありがとう。

 

2004.0607 迷子のわんこ
迷子なのであってほしいな、飼い主さんが探してくれているといいな、というわんこがいる。
やさしい人のおうちに居候中。そこのお家にはすでに昔拾われてそのままお世話になっている怖がりなかわいい中型ミックス犬あり。
あくまで一時的な保護場所でしかない。
そしてその保護わんであるがかなりの年のようだ。おしっこがゆるい。目は白内障。
人になれてはいるがなついてはいない。でもとてもよい子だ。耳も遠いかもしれない。
身に着けているものはなにもなかった。
飼い主さんがさがしていてくれますように。
ご存知のかたはぜひご連絡をお願いします。

2004.0601 ジョン君の訃報
きれいにしておめかしして、心から信頼できる里親さんのお家にステイが始まり、幸せがこれからはじまると思っていた矢先のことだった。
愛華さんからの電話に言葉をうしない、一瞬涙があふれでた。
早朝のお散歩のあと家まであと数歩というところで心臓麻痺をおこしたのだ。その場で人工呼吸までほどこしてくださったにもかかわらず、もうジョンの心臓は動くことはなかった。そのまま里親さんの腕の中で眠るように亡くなった。
ジョンはうれしかったのだ。うれしくてうれしくてたまらなかったのだ。だから「心臓がついていけないくらい喜びすぎて、そのまま天国まで行ってしまった」とかかりつけの獣医さんはおっしゃった。わたしもそう思う。
たった3日間、ほとんど正味1日半の間に里親さんがジョンに注いでくださった愛情の深さ。愛華さんの止まらない大粒の涙。
ジョンは気がついているかな。みんなジョンを応援して愛してくれた人ばかりだよ。ご主人がそっとはさみで美しい胸の毛を切り取った。
「こんなにやさしいゴールデンははじめてでした」とおっしゃる。
クッキー君もおおらかなジョンに安心してよりそうまでになっていた。たった1日で!!
一緒にキャンプへ行こうという夢もふくらんでいたはず。
悲しいおもいだけをさせてしまったような気がして里親さんに申し訳ないという気持ちでいっぱいになった。
最後のお別れをしてわたしは焼き場へは行かずに帰途についた。別れ際に里親さんのかわいらしい奥様を抱きしめた。
ジョン君がわたしに合わせてくれた愛華さんと里親さん。ジョンに感謝。
今ジョンの遺骨は愛華さんのお家、里親さんのお家、そしてジョンのことを思い出して気にかけているもとの飼い主さんのお家にある。

 
たくさんの応援してくださった方々、リンクを張ってジョンと愛華さんを応援してくださった方々、本当にありがとうございました。
残念な結果になりましたが、ジョンは幸せな気持ちで虹の橋を渡ったことをご報告させていただきます。

2004.5030 再びジョン君のこと
ジョン君の飼い主さんはお年寄りであり、残念ながら痴呆の症状がでて、施設に入院してしまった。
もし自分の親がある程度の年で、それでも犬を飼いたいといったら?
ジョン君がきたことで一時は足腰を痛めて弱っていた飼い主さんはどんどん元気を回復し、ジョンはなくてはならない人生の相棒になっていったようだという。わたしだったら面倒をみられなくなった親のかわりになにをするだろうか。
ジョン君が飼い主さんにしてあげたことと、その後の処遇を思うとやはり悲しい。
娘さんを責める気はないのだが、年をとった親が犬を飼いたいといったら・・・・?
OKをだすときには自分があとの面倒をみる覚悟が必要だ。涙なんかいらない。

2004.5029 ジョン君のお届け
今日は愛華さんが、ご自分の愛犬の兄弟犬ということで一生懸命に里親募集に尽力されているジョン君の、里親候補さんへのお届けの日だった。わたしはお手伝いさんという立場で千葉から合流し、一緒に里親さんのお家へ向かった。
生でジョン君を見るのははじめてだった。ショックで胸がつまった。愛華さんが獣医さんできれいにシャンプーとトリミングをしてくれていたので、バンダナとやはり愛華さんがそろえてくれた真新しい首輪とリードをしたジョン君はぴかぴかしていた。
飼い主さんのお嬢さんが車を運転してくれた。彼女はときおり涙ぐんでいたが、それでもなぜ、こんなになるまでほっておいたのか、疑問が胸にうずまく。

車からおろして、里親候補の方のお家の先住犬と対面させる。ジョン君、すごい勢いで怒られている。やはり自分の陣地にいきなり年上の大柄なオスが現われたらむかつくだろうと思う。しかしうれしかったのは、里親候補のご夫婦がとてもすてきだったこと。明るくて若くて誠実で、愛情にあふれている。ジョンの体をみて「ダイエットさせて一緒にキャンプに連れて行ってやりたい。楽しいだろうなぁ。」と言ってくれたので、わたしも夢を持てた。

すきあらば、まわりこんでジョンにひとこと言いたいクッキー君よろしくお願いします。
ジョン、いい子でがんばるのよ、と声をかけるが、娘さんの動きを気にしてみている。やはりきがついているのだろうか。
飼い主がかわる犬はかわいそうだと、痛感した。いつも目で追っている。娘さんは背中を向いているうちに帰りたい、とまた涙を見せていた。
愛華さんは一生懸命ごはんや散歩、血液検査の結果やその他いろいろなことを説明していた。
ジョンが昔のようにスマートになってまた元気にクッキーちゃんと遊べる日を夢見て帰る。
このままうまくいきますように。神様よろしくお願いします。
愛華さんの日記もごらんください。

 
この体なので歩くことはすきではありません。苦しそうに水ばかり飲む。
 
里親さんにたしなめられているクッキー君。お別れをするジョン。

 

2004.5027 また秘密の花園
我が家は自慢ではないが家がまるごと犬小屋である。しかも猫小屋と兼ねている。そんな中でともするとただお茶を飲むだけになってしまう。お茶を楽しみ、季節を楽しみ、おしゃれな心配りをすることを忘れたくない。お庭の管理人はその点でも達人である。


 
 
黒い木のお皿に一人一人違ったお花をそえて。長いのはバジル入りのクッキーで紙のリボンつき。
アイビーの葉の上にはティーツリーのはちみつ入りのスペシャルなクッキー。自然な甘さがごちそう。
ハーブティーはメインはカモミールの香り。白いニゲラが青いクロスに映える。

2004.0526 おびえる犬
今年も運動会の季節がきた。今週の土曜日が本番なので今や練習まっさかりである。おととしから始まった異常なほどの音への恐怖。
公園でロケット花火が上がるのを見てほかのわんたちがしりごみするなか、一人ワンっとほえて花火に突進していたあの勇姿はどこへ。
花火と雷はいまのところクリア。
なんといっても運動会の音がこわい。応援団の太鼓の音、徒競走のスタートのピストルの音、マイクからきこえる先生の声、音楽のすべて。
レメデイーの助けを借りて窓を締め切り、学校の音を消すように奥田民夫や細野晴臣をがんがんかけて、お顔はわたしのひざに密着。
わたしが立つとどこへでも付いて歩くストーカー。
夕方、すべての練習が終わって学童が帰宅するころ、消耗しきって脱力したSindyがはじめて安眠している。おこして散歩にいくのがしのびないのでそのまま寝かしている。わたしもそのときになってはじめて自由に動けるというものだ。運動会が終わるまでは仕方がないと思っている。



2004.0524 もっと秘密の花園
イングリッシュガーデンの写真をもっと・・・





あしたも 続きにしようかな。

2004.0523 秘密の花園
再びイングリッシュガーデンへ出かけた幸せ。

猫のジュリ相変わらず元気。温室からお庭にでようとしている。
去年のクリスマス、お母さんに小鳥を捕まえてきてプレゼントしてくれたとか。





ね?天国でしょう?ここはイングランドでしょうか?

2004.0522 たかがPCされどPC
いったい何から書いたらいいのか。
パソコンのない生活・・・といっても実際は娘も息子も夫も一台ずつ使っているので、生活の中からまったくパソコンが消えたわけではない。最初は修理のためにデータが消えてしまうことにあせりを覚えた。しかし住所録もお気に入りもまた勝手に増えるだろう。ただ旅行に行ったときのSindyの画像がなくなってしまうことだけは残念だった。花の写真などは、また花が咲けばとればよい。里子にいった子たちの写真も幸せならもういいだろう。
それからもうしわけないと思ったのが、里親募集中の子たちの吉報がもたらされているにもかかわらず、アップできなかったこと。心配してリンクをしてくださってる皆様にもお知らせができないこと。リンクしてくださっている方のリストも失われてしまったので、ご挨拶にうかがえないこと。そしてもっと心苦しかったのが、里親募集の協力を要請されながらお答えできなかったこと。パソコンのない、HPの更新のない生活を楽しめたのはほんのしばらくの間だった。
直ってきたパソコンのセットアップ、ファイルのダウンロード、ソフトのインストール。それでわかったこと。パソコンは嫌いだ!!
大好きな野生のイチゴの季節も終わりそう。

 

さくらの季節にはさくらを食べようとするSindyの写真を日記に載せるつもりだった。
結局さくらを食べてしまった。犬は花よりだんごに決まっている。