2004.1.3 初詣と写真展
あけましておめでとうございます。昨年中は本当にたくさんの方々にお世話になりました。今年もよろしくお願いします。

HPを開設してもうじき2年がたとうとしている。たくさんの出会いがあり、またお別れしなければならないわんやにゃんもいた。
励ましたり励まされたり、喜んだり悲しんだりしながらやってきた。そしてときには大いに反省しながら。
一日はいつもSindyを連れて近くの神社に初詣をする。最近は家族同然のわんこを連れてお参りに来る人も増えている。

初詣のあとはわたし一人で元旦から営業している池袋西武にでかけた。
イルムス館2Fのギャラリーで「ライフ・ウィズ・ドッグズ写真展」をやっていたからである。1850年代の犬から現代の犬まで純血種雑種を問わず、常に人間の傍らにいる犬を撮った写真である。
一番驚いたのは戦場の犬の写真である。
兵士たちが愛玩犬を抱きかかえて戦場にいる。どういう経緯でその犬たちが兵士とともに行動していたのかは知らない。しかし犬を抱きしめる兵隊さんの顔の笑みが良い。日本の兵隊さんでは考えられないだろう。くるしいときこそ犬とともにありたいという気持ちなど、日本の軍隊ではとうてい理解されまい。もちろん戦場の犬は愛玩用ばかりではない。軍用犬もいる。そして戦車のわきで鎖につながれたまま大きく口を開けて叫ぶような顔で死んでいる大型犬の写真もあった。何を訴えているのだろうか。わたしには叫びが聞こえるような気がした。
平和になってからはハリウッドの犬や人間とのパーソナルな関係を築いている犬、アート作品としてモデルになっている犬などが中心になってくる。

どうか人知れず不幸なまま死んで行く犬や猫、そのほかの動物たちが1匹もいなくなりますように。

 
初詣のまえになぜか娘にクロロフィルのパックをしてもらうSindy。まんざらでもなさそう。
 
神社の狛犬。狛犬に貫禄では負けたがクロロフィルパックできめの整ったSindy嬢。

2003.1227 うおちゃんち
魚ちゃんちに行くといろいろ反省だなぁ。本当におしゃれに暮らしている。キッチンは使いやすく工夫してあるし、無駄なものが無い。なんでもきれいでおしゃれ。布の使い方、照明の使い方。でも一番いいのは清潔なことと、お料理がおいしいことかな。いやいや女社長と呼ばれる魚ちゃんのインテリジェンスとやさしさあふれるおもてなしかなぁ。わたしにすべて欠けているものだなぁ。
ayaちゃんはわたしを「犬猫の母」という。そうとしか呼びようがないんだなぁ。それにやけにあーたんとKikiが洗面所の床板をはがした話が受けていた。
「変なのよ、だって家の中におがくずがあるのよ。それに外に出していない猫なのに2匹とも足の裏に土がついてんの。」とわたし。「床に穴あけられるまでどうして気がつかなかったの?掃除めったにしないから?」とayaちゃん。お見通しだ。
今日はすてきな魚ちゃんちをお楽しみください。

 
入り口のイルミネーション。小さなクリスマスのコーナー。
 
持ち寄りのごちそう。ワインが並んでいるが普段はこの庭を望む出窓の一角が仕事用のデスクである。
 
この枝つきの干しぶどうがとってもおいしい。アンティークの椅子。椅子が1脚ごとにみんな違う。趣味の椅子ばかり。
 
これ、すてきな時代物のたんすの上においてあったのを下ろしてもらったオブジェ。
どこの国のものといっていたっけ・・・。    ポーランドでした!!
 
自称電話おばさん、かっこよく言うとエージェントの彼女の最新作は新聞の見開き広告。
ayaちゃんのコラージュ作品にはラッキーちゃんがいっぱい。
 
ラッキーちゃんの写真がたくさん。ラッキーちゃんは今は魚ちゃんの心に住みながら魚ちゃん一家を守っている。

2003.1217 ある会合
家の近くの喫茶店である話し合いが持たれた。
神田川遊歩道沿いの公園に何箇所か猫の餌場があり餌やりさんがいて、去勢避妊も行われていないわけではないが、やはり子猫が生まれており、なんとかしたいということだった。餌場をどうにかできないか。どうにかというのはなくしてしまおうとか、猫をすべて処分しようというのではない。飼主のいない猫として地域の人と共生させようというのだ。それを区と都が後押ししてくれる。
当日は保健所の係長さんと区議会議員(お膳立てをしてくれた)とやはり区の方、そしてNPO法人のねこだすけの代表理事の方、その公報と法律を担当している方、地域の人たち、町会長さん(実は忙しくて会議には参加せず)が顔をそろえていた。
飼主のいない猫に堂々と餌やりができるようにしよう、という。保健所は猫を取りに来てくれ、といわれても行きません、殺しません、とはっきりおっしゃった。わたしの頭の中には東京都のハルスプランのことがぽっかりと浮かんでいた。
餌場になっている地域の町会長さんに環境問題であり教育問題であるとしてまず話しをすること。餌場とそこにきている猫の管理を徹底すること。反対している人にどうすればよいのかけんかをせずに話しをきくこと。餌場のかたづけ、トイレの設置。そして避妊去勢の実施。これにかかる費用は区からの助成金もあるが、もちろんそれでは不足する。それで出張所を利用してパネル展示などを行い、飼主のいない猫の去勢避妊の大切さを訴え、バザーを開催する。その収益金をあてる。地域の人たちが納得して協力してくれるようになればうまくいくというのだ。
猫が嫌いな人、餌やりに反対の人がキーパーソンとなる。猫だすけの人は言う。「彼らは数が多いのではなく声が大きいだけ」
東京都の後押しで餌場のモデル地区に認定されている場所は都内に10箇所あり、そのうち3箇所が新宿区内だそうだ。
ちょっと長くなるが、新宿区役所で町内会の掲示板に張り出している張り紙の内容をそのまま書こうと思う。

猫にえさをあげている皆さんに

<<猫が嫌われ者にならないためにーお願い>>

●えさをあげる場所は、近隣の人に話しをして了解を得るようにしてください。
-他人の敷地内や玄関先などは迷惑になります-
●えさは、決まった時間に同じ場所であげ食べ残しは、きちんと片付けましょう。(残飯は、カラスやねずみのえさになるばかりか、ハエ等が集まります)
●えさをあげるだけではなく、糞尿の始末もしてください。(猫の尿は臭いものです。消臭剤などで、においを消して下さい)

★猫は一年間に平均2回出産し一度に5〜6匹の子猫を生みます。不妊去勢手術をしないと、一年で10〜12匹も増えてしまいます。そうなるととても一人では対応できません。
また生まれた子猫の死亡率も高く、短い生涯をおくることになります。かわいいとかかわいそうとかだけでえさをあげることは、不幸な猫を増やすことにもなります。
猫が嫌われたり邪魔者扱いにされたら、あなたの気持ちも無駄になります。

★ご近所の理解と協力を得ることとあわせて不幸な猫をふやさないために、飼主探しと不妊去勢手術をすることを心掛けてください。お願いします。

*区では、猫の去勢不妊手術代金を一部助成する制度があります。

2003.1212 フランスで
朝お散歩のときにご近所のKさんにお会いした。Kさんは英語の先生でご主人は映画監督さんである。夏になるとゆっくり海外旅行をするのがおきまりのインテリ仲良しご夫婦である。Sindyを連れていたことからフランスでの犬の話になった。フランスではカフェだけでなく列車などでも犬連れOKなのだが、今年の夏、ご主人は犬好きのためうっかり若いお嬢さんが連れていたシェパードに列車のなかで触り、手を噛まれたという。したたる血をふいてまわるほどの出血だったが、さすがに対応がしっかりしていた。飼主さんは犬の注射済み証明書を携行しており、すぐに駅で医者が対応してくれたのだそうだ。しかも2週間後にどこにいるか聞かれピレネーのほうのさびれた町の名前とホテルをいうと、そちらでの医者の手配をしてくれて、至れり尽くせりだったそうだ。もちろんピレネーの町のお医者さんも日本人を珍しがって大変親切にしてくれたそうだ。
殆どの犬が日本の犬よりもマナーがいいらしいが、やはり飼主の意識も違うし、駅で、また周囲の人たちやお医者さんなども対応がきちんとしていたと思う。動物と人の関係について意識が高い。
考えてみれば自分も犬を連れて旅行に行くときに注射済票などは携行していなかった。自分の犬を守るために、また回りに迷惑をかけないためにも、日ごろからあらゆる場合を想定して準備しておかなければいけないと思った。

2003.1210 幸せコスモをおすそわけ
里親さんからコスモちゃんのお写真が送られてきた。独り占めはもったいないのでおすそ分け公開。こころよく掲載の許可をくださった里親さんありがとう。なおサンタのお帽子は手づくりと思われる。

 
新しいお家と新しいパパとママ。実家のままより若くてきれいで良かったぁ。

 
おいおい、クリスマスってこういうものなの?脱力しちゃうよ、もぉ〜。でも幸せだなぁ。

2003.1206 新宿の子猫の里親募集が終わって
娘の友人(以後助手とよぶ)から相談を受けて黒ミルクを預ったのが多分9月28日前後だったと思う。里親募集の前に馴らすことから始めなければならなかった。ようやくなんとか里親募集にこぎつけたのが、10月8日。それからがまた長かった。
10月20日ごろにのむちゃんへの問い合わせがあった。19日くらいから里親募集サイトの22の掲示板に書き込みと画像のアップをしたのですぐに反応があったといえる。とてもすてきな方でお話はほぼとんとん拍子にすすみ、最終的に助手と二人でのむちゃんをお届けにあがった。名前はさくらになった。
ときを同じくしてむーちゃんにもお話がありボランティアさんを通じて世田谷区のほうに行った。
猫が貰われていくたびに写真をさしかえたり文章をかえたりしながら里親募集の掲示板にのせた記事をまめに更新する。そして黒ミルクにおはなしがきたのだ。10月28日頃のことだった。またもや助手とお届けにあがり、そしておためし生活に入った。お家にお訪ねしたときに壁に貼った半紙に黒ミルクの新しい名前が書いてあるをみて大変感激した。このこの名前はコスモになった。なかなか慣れてくれなくてとてもご苦労をかけてしまった。そして11月28日のメールでこの子と暮らしていく、というお答えをいただいたとき、また感激でいっぱいになった。こうして次々と素敵な里親さんとのめぐり合いがあり、マックだけが残った。
一番ひとなつこく愛嬌いっぱいのマックには助手もすっかり情が移っていたので人選には時間がかかるかと思われた。時間切れになったサイトにまた載せなおしの作業をする。
すぐに反応があって、それも2件、そしてどちらの方も大変素敵な方たちだった。お会いしてこころゆくまで話し合いをして決断した。
保護したのが9月の末だったので終了の11月末日まで殆ど2ヶ月を費やしたことになる。
ちょっとあせったこともある。このまま残ったら黒ミルクはうちの子か助手の家の子か。
しかしあせりは禁物。一番の近道はあきらめずに誠実な里親募集を続けることしかないと悟った。
リンクを張ってくださった皆様、本当にありがとう。里親募集サイト運営管理者の方々、いつも本当にお世話になります。またあげ猫たずね猫のサイトには格別のご配慮をいただき、感謝でいっぱいです。

2003.1205 クリスマスのギャラリーイヴ

友人とそのわんこ、金太郎とナナちゃんが守る世田谷区経堂にある愛らしいギャラリーイヴでは今、「with in」と題された展示が行われている。絵ではなくいれものとしての額縁にスポットをあてたものだ。作者は熊谷明子さん。さきに額ありき、という逆転した発想。
デジカメを持ってでかけたわたしはたちまちにして宣伝係りとあいなった。
クリスマスの気分漂う小さな企画をご覧ください。
ギャラリーイヴへのアクセスはこちらから。

     
閑静な住宅街にある小さなギャラリー

   
ツリーには小さな額がオーナメントのように飾られている。  画廊のマダム所有の奈良よしとも作の犬に額が。

  
くまのサーカス?                       中にはまた別のアーティスト村山るり子さんのオブジェ。

  
これもるり子さんのオブジェいり。となりは中世の挿絵だろうか。