2003.0625 子猫にまつわるエトセトラ
猫の出産シーズンを迎えて今年も戦々恐々としている。おかげさまで新宿猫たちは予想外の速さでもらわれていった。ところがこれで終わらない。私のHPに里親探し関係をたどりたどって来てくれた方からメール。
裏庭に野良猫が赤ちゃんを3匹産み育てている、どうしたらよいだろうか、と。運良くお住まいの地域に「動物の命を守る会」の支部で活躍している知り合いがあり、わなの手配からなにまでお世話になって、無事親猫ともども捕獲した。母猫は避妊をし、子猫は人間に慣らして里親募集をするということになった。保護した方は母猫と隔離するためにわざわざ子猫を連れてご実家にまでもどられて、努力してくださっている。
私もできることならなんでもお手伝いしたい。また子猫たちの愛くるしいことといったらない。近日中にページをアップするので皆様のご協力を!!
さらに3件目、今朝突然にして娘の友人のヒトミちゃんが知り合いが拾ったという子猫を携えて現われた。1.5ヶ月くらいのしま柄の男の子で、やせこけているが可愛い。この子にも幸せになってもらわなければ。かんぱを渡して、エンドー先生に向かわせる。こちらも皆様のご協力をお願いしたい。
4件目、ご近所でポメちゃんを飼われている知り合いの方が子猫を3匹ひきつれた野良のお母さんにごはんをあげているという。「どうしましょう」とおっしゃるのですかさずみんな捕まえて子猫は里親募集にかけ、母猫は手術しましょう、とお答えする。これから捕り物帳が始まる。子猫はどこで保護するのか?それは家ということになるのかしら。賢い母猫と可愛いミケが見えた。捕まえるのは容易ではないとみたが、さて・・・。
脳天気な夫はヒトミちゃんの連れてきた子猫を見て「ピーちゃんの孫だ」などと全くつじつまのあわないことを口走って可愛がっている。この子が寝ながら急にうんちをしたので私はあわててそれを手で受けてしまった。夫はそんなひとの苦労も知らないで本当にもう。
ああ、今年はこのくらいでおさまって欲しい。

2003.0622 怖いはなし
実は私は怖い話が大好きだ。信じる信じないについては論じる気もない。真実らしい怖い話なら合格なのだ。心霊ものだけではなくUMA、徳川埋蔵金、亡くなった宜保愛子さん関連もの、恐怖マンガも好きだ。
マンガの中では今市子の『百鬼夜行抄』、川口まどかの『死と彼女と僕』、最近では漆原友紀の『蟲師』がおもしろい。
宜保愛子さんが亡くなったのは大きな損失だった。彼女が判定した心霊写真はあまたあるけれど一番印象に残っているのは木の顔が映りこんだものだ。ちょうどウオルト・ディズニーのマンガに描かれた顔のある木と寸分たがわない。ロード・オブ・ザ・リング2を見ていたならなおさら感動する。あたかも映画のなかにでてくる木のひげそのものだった。

なぜ怖い話かというと、今日入院している妹を病院に見舞ったさい、彼女から「2,3日前に不思議な体験をした」と聞いたからだ。話によるとどうやら幽体離脱を体験したようなのだ。「あまりからだから離れてはだめよ。そんなことしていると戻れなくなっちゃうよ」と姉らしくいさめて帰ってきた。
今は亡き義理の母と一緒に暮らしていたときは、不思議な話が日常生活の中にあった。それは京都から来ていた義母の体質のようなごくあたりまえのことだったが、亡くなってからは、そんな話からは遠のいていたようだ。だから妹の話は久しぶりに聞いた不思議な話だったのだ。
今週末から来週のはじめまでその義母の法事のために京都に久しぶりに帰る。こわがりなのでこういうときは不思議な話は無しで行こう。


2003.0614 Party再び
またパーティに出かけた。




ノンちゃん、ももちゃん、ごちそう、やけに明るいSindy。

ウサギ化したジャムちゃんとSindy。

道端に紙製の、ちょうど子犬か小型犬の入りそうなキャリーが捨ててあった。その箱の横には「ペットのディスカウントショップ」と書かれていた。おそらく歌舞伎町にできた、大阪から上陸と銘打ったあのペットショップのものであろうと察する。どうか、この箱の中に入っていた動物が幸せになりますように、と願う。
パーティに集まった犬達はご覧の通り幸せである。心の中にあの紙箱が去来しつつ、イカ墨のペンネを食し、空いた手で犬をなでる。

2003.0610 メール
HPを運営していると初対面の人からのメールをいただくことがときどきある。
最近心に残るメールをもらった。

鹿児島の中学3年生の女の子から。

初めまして。

【鹿児島からのHELP〜劣悪多頭飼い現場〜】を見てメールさせて頂きました。

鹿児島に住んでいる14歳(中学3年)の女です。

HPを見て、私は現場で実際にあの子達に会ってあの子達を助けたいと思いました。

未成年で家庭も金銭的に厳しい状況なのでお金の寄付は無理かも知れませんが、

実際に行って接する事や、ペットフードやお水をあげることは出来ます。

自分で何か行動を起こさなければ何も変わらないと思いました。

お願いします!

現場に入っているくまさんに連絡をとってもらうようにお願いしたところ、くまさんもとても喜んでいた。
若い人たちの中にこんなに心を痛めて手を差し伸べようとしてくれている人がいるのだから、私達もがんばれる。
これも一種の動物パワーかな。
メールをくださったおじょうさんありがとう。あなたのことを誇りに思うよ。


2003.0608 Meet the web friends
HPをはじめてから1年と3ヶ月近くになる。たくさんの知り合いができた。遠くはアメリカ、オーストラリアから日本国内のいたるところにまでお友達の輪は広がった。
助け合ったり冗談を言い合ったり。中には会おうということになったApi@家や琥茶@家も。
そしてとうとう3人目、ぷうにぃわんわんのぷぅままさんに東京駅で会うことになった。これは大変。
私の尊敬するままさんだから、後悔するようなおもてなしはしたくない。どこでなにを食べようか。東京駅周辺を検索しまくりミクニズカフェ丸の内に決める。
自称ドラえもんのままは果たしてほっそりとした美人なのであった。本当にドラえもんな私は心の中でひそかに(う、裏切り者)と唱えた。
お話するうちこの人はなんでも一生懸命にやる人なんだ、と思った。
それはHPをみればすぐにわかる。
うっかりな私は用意したおみやげを玄関において来た。結局娘にミクニズカフェまで届けてもらうことになり、昼ごはんをおごるはめになった。
怪我の巧妙で娘とぷぅままさんと会わせることができたので、それも良かったかもしれない。
ぷぅままさんはその後取材を受ける為に記者と待ち合わせをし、さらに本来の目的であるレメディの講習を受ける為にイギリス大使館へと向かった。


2003.0601 Party
パーティ好きの明るく聡明で美人の犬飼の友あり。
犬ときどきパーティ。
本当は犬飼の友ことジャムノンママ画伯の展覧会終了お疲れ会なのである。
各界の著迷人集まる。

パーティでのお食事は持ち寄り。
犬どもは放し飼い。
会話をつまみに新宿の住宅街の一角は不夜城と化す。





Sindyは常にヨダレをたらしているのでいつでもふき取れるように首からタオルをぶらさげている。
私のおみやげはDog beerと牛ひれ肉の赤ワイン漬け。どのお料理も家庭料理の味で、少しよそ行きにおしゃれに装っていておいしい。
感謝。

2003.0528 WATARIDORI

見たくて見たくてたまらなかったジャック・ペラン監督の映画『WATARIDORI』をようやく見た。この映画の映像が、全編を通してどんなに素晴らしかったかは、この写真をみればすぐにわかるだろう。ドキュメンタリーのような映画である。大きなわくは、ある。フランスの片田舎から飛び立った渡り鳥がただひとつの使命、つまり「生き残ること」を果たして約束どおりまた戻ってくる物語。地球は人間のためだけにあるのではない。そのことを深く思い知らされる。ほんの少しのタールが羽についたためにもう、飛べなくなる鳥。片羽が折れた為に置き去りにされカニに食われてしまう鳥。生きながらえてたどり着くものは多くはない。飛んでいる鳥の目が、顔が美しすぎる。まだ破壊されていないアメリカの貿易センタービルを背景に飛ぶシーンで涙せずにはいられない。ただ鳥が飛び続ける映画。過剰ではないミニマリズムともいえる表現の中に豊饒な世界観がある。

2003.0526 子犬
ゲンちゃんが亡くなって3年。ゲンママが新たに犬を飼い始めた。
ゲンママは年老いたゲンちゃんを介護して介護して、最後の最後まで大切にしていた、私の尊敬する先輩である。
ゲンママのお家にさっそく犬仲間が集合する。いきなり可愛いという声、笑い声、歓声。そしてみんな愛らしさに腰砕け。
たくさんの乳母に囲まれて可愛がられてこんなに幸せな犬もないだろう。すでにゲンママをいつも目で追っている。



『だぁれ、あたちをソーセージなんて言っているのは?れっきとちたミニチュアダックシュよ。
名前はベリーたん。覚えてね。女の子だからねっ。』

                       

遊ぶ、寝る、遊ぶ、寝るを繰り返して大きくなるんだね。

2003.0523 子猫
猫の繁殖シーズンを迎えた。毎年毎年、子猫が生まれたり処分されたり、里子に出されて幸せになったりならなかったり。
年中行事のように子猫の里親募集をしているエンドー動物病院。そこの待合室で出会った若い女の子はやはり保護した子猫を抱えていた。ネットでの里親募集をお手伝いすることにした。一生懸命の人を見るとほうってはおけないもの。
この日は午後から吉祥寺にでかけたが、またもやそこで子猫を見た。保護しているのは若い男の子。おいかけて問いただしたが自分で育てたいという。不安だったかがんばるように言い置いてきた。まさか取り上げることはできない。彼にはがんばって欲しい。
子猫の欲しい方や欲しいという人をご存知の方はこちらの里親募集をぜひご覧ください。
ご協力よろしくお願いします。

女の子は里親さんが決まりました。茶トラちゃんはあと2匹おります。

2003.0519 猪苗代湖で泳がんとするも
お友達のイングリッシュコッカーのゴンちゃんのお姉さんは多忙を極める通信社のカメラマンだ。だから一緒に旅行に行こうと決まるのはいつも急である。今回も土日に休みが取れたから行く?行く!!ということで、急遽出発することになった。当初予定の山中湖では宿が取れず結局裏磐梯まで遠出することになった。遠いとなると15分でも車酔いするSindyのことが心配。いつも飲ませるのはNatureVetのQUIET MOMENTSであるが、これでおさまるとは限らない。そこで今回はレスキューレメディーも追加してみた。車に乗る一時間ほど前にご飯にまぜて飲ませた。これが効いた。行きも帰りもまったく吐かない。大量のよだれもなし。旅先で犬の嘔吐物を洗濯してコインランドリーで乾かすことには辛いものがある。なにより吐かないほうが本犬が楽そうである。今後はこれで行こう。
泳がせたいということでわざわざライフジャケットをApi@家より借していただいて湖に直行。
最初はこわごわだったが(海では絶対はいらない)だんだん調子にのってさぶさぶはいって遊び始めた。水温はまだ低い。人間にはちょっと厳しいだろう。でも砂浜は砂が大きくて払い落としやすく、またじんわり熱いくらいに温まっている。水も透明度が高く、美しい。Sindyはまず口を当ててぴちゃぴちゃと飲んでいた。
小枝を拾って湖に投げるといさんで取ってくる。でもあまり遠いところに投げると精一杯首をのばしてきりんのようになっている。きりんになっても取れないとあきらめて戻ってくる。
その様子がとてもおかしい。泳ぎこそしなかったが本来水が大好きな犬種であることをあらためて認識した。
もしばりばりに泳げるお友達わんこがいたら絶対つられて泳ぎそうだ。お手本さえあればいけそう。



お泊りはSANDY’Sというところ。なんでも最新のレトリバームックに掲載中だとか。お値段はやや高め。
おしゃれな宿でラウンジなどものびのびしており、夕食のあとすぐに部屋に帰るのがもったいなくて、みんな犬連れでそこに集い犬談義に花を咲かせた。
もちろん宿泊しているのは犬が大事で可愛くてたまらないという人たちばかり。なかでもコーギーをお連れのご夫婦の犬への感謝の気持ちのこもったかわいがりようには、はっとさせられるものがあった。
ベテランで大人の人が可愛がっている犬にはそういう愛らしさとりこうさが備わっている。ひきかえSindyはあいかわらず他犬には愛想がなく、神経質な態度を崩さない。
宮城からご家族で来ていた方は黒いまめシバをお連れだったが側溝におちて震えていた捨て犬だったそうだ。最初は反対していたお父さんの溺愛を受けて今は幸せなのがわかる。
この宿にはSandyちゃんという10歳のゴールデンがいてお出迎えしてくれた。猪苗代湖で毎日泳いでいる健康なおばあちゃん(失礼)ゴルである。おっとりしていて風格が漂う。
一方、Sindyは『どちらが美人か決まるまでは許しませんわ』という顔でSandyちゃんを睨みつけていた。やれやれ・・・。


左上から猪苗代湖のゴンちゃんとSindy。宿のベランダからの眺め。宿の入り口。

2003.0509 悲しい気持ち
「コーギーのはてなちゃんを捜しています」というお知らせをあちらこちらのHPなどで見かけた人は多いのではないだろうか。
今日偶然その飼い主さんがはてなちゃん捜索の結末を書き込んだ掲示板をみた。それはSAVE the WANNというサイト(トップページにバナーがあり)のBBSだった。(そこに書かれたURLに行くと詳しく記述がある)
結果から言えば残念なことであった。用水路に落ちてからおそらく海に流されて溺死したものとみられるむね、また海岸に流れ着いた遺体を弔ってくださった人がいたむね、ていねいに書かれていた。
そのとき突然にふと、空から石でも落ちてきたかのように「Sindyが急にいなくなってしまったらどうしよう」という不安が重くのしかかってきた。パソコンから離れて、呑気そうに昼ねしているSindyの体を上から抱え込むと犬の臭いがした。
「急にどこかへ行ったりしちゃだめだよ」と何度も語りかけるがそ知らぬ顔だ。
TVで耐えられないような可哀相な動物の話が映ると知らず知らず片手をSindyに伸ばして触ってしまう。廊下で寝ていても私が通れば身動き一つしないが目はうっすらと開けて私のあとを追っているのがわかる。
丸6年、今年で7年目に入るSindyとの生活。
とぎれることなくいつまでも続けばよい。しかし犬の寿命は人間にくらべると短い。
そのときのことを考えるとこわい。



2003.0505 ジャムノンママ画伯
シーズーのジャムちゃんとミックスのノンちゃんのママは絵描きさんである。いや本当は100の肩書きを持つ女である。
その絵は自然や動物たちへの愛情や、日々のなにげない移ろいのなかに発見される小さなことどもへの愛情に
満ち溢れている。それと同時にある種のシャープさも備わっていて多くの人をひき付ける魅力がある。
銀座のガレリア・グラフィカbisでの展示が始まった。
絵以上に魅力のある彼女にひきつけられてたくさんの人たちがお祝いにかけつけた。
その華やかな会場でもひときわ彼女の美貌とユーモアとエネルギーが光る。




2003.0504 日本のわんこ事情
先進国のなかで日本のわんこ事情もしくは動物や環境をとりまく事情は決してよいとはいえないと思う。
ただ生かされているだけの飼いかたをされているわんこは明らかに虐待なのだが日本では食事さえ与えられていれば
虐待とはいえないらしい。まわりがうんちだらけで悪臭を放っていようとも、散歩をしていないために爪が巻きづめになっていてもである。
犬を飼ってからの問題もあるがその手前でもっとなんとかならないのだろうか。
犬を売る業者の段階から考えてもらいたい。また犬を飼う飼い主の資格についてもだ。
本来売る側が売却の時点で買い手をよく吟味しなければいけない。生き物を扱ううえでの最低限のモラルを要求してもいいはずだ。しかし商売だし相手はお客様という難しさも確かにあるのだろう。
それなら法律でもっとわくをつけることはできないのか。いつもこの問題に当たってしまう。取り締まられることがないから、パピーミル(子犬工場)ができてしまう。
TVで犬のレスキュー団体をたちあげ代表をしている女優さんが取り上げられていた。
そうだ、がんばれ、応援するよ!!と叫びたい。
タイという国を取材しての面白い野良犬事情も放送された。仏教国のタイでは野良犬は殺さない。
日本の保健所にあたるところは捕獲して去勢や避妊、狂犬病の予防接種をして、使えそうなわんこは麻薬探知犬
として訓練し、もらわれそうな子は里親探しをし、そうでない子はもとの居住区にもどすのだ。これが最高の対処のしかただとはいわないが、少なくとも野良犬には生きる道が3種類用意されていて、その中に死という選択肢はない。

さて、朝中央公園まででかけたら、ボルゾイを連れたお兄さんがSindyをみて近づいてきた。
なんでも訓練学校の生徒さんでそのボルゾイはいらないから、と捨てられた子なんだそうだ。
聞けば訓練学校にいる50匹のわんこのうち10匹が捨て犬でほとんどがブランド犬だという。
なかにはもとモデルの犬もいるが撮影が終わり不要になったのでいらないと、置いていかれたそうだ。
あきれてあいた口が塞がらなかった。


2003.0503 ネットフレンド
ネット上のお付き合いをさせていただいていたお友達に実際に会うというのは少し不思議だ。真っ白の状態で会うのではない。
すでに人となりや犬に対する考え方などをHPを通じて熟知しているような気分だ。
そういう人と会うと本当に楽しい。心の垣根はすぐにどこかへ行ってしまう。
Sindyを飼わなければHPを作ったりはしなかったし、こんなに犬の食事について関心も持たなかった。
またそうでなければこんなにお友達も増えなかったと思う。
話は尽きず、笑いも絶えない。犬達は幸せそう。

Kocha& Alma                 Api

Gurumi                    Api      Sindy       Kocha

2003.0502 マダニ・・・犬にたくさん触ろう
朝の散歩でいつも訪れる公園。いつもと変わらない風景。
お友達のわんこたち・・・。
Sindyは草むらや藪の中に鼻先を突っ込んでロストボールを探し出すのを得意としている。
どこかの球団でボール探し係としてやとってもらうことを夢見ているのかもしれない。
家に帰るとタオルで全身をふき、ブラッシングする。そのときである、なにか小さな木の実か草の実のようなものが右前足の付け根にあるのがわかったのは。
あお向けにころがしてみるとなにやらグリーンのちいさなものがぶらさがっている。夫が一目見て「足がついているぞ。とれ!」
それは血をすっておおきくふくらんだダニであった。自分では取らずに私に「早くとれ」と叫ぶところが夫らしい。私は虫は平気である。
獣医さんのお話ではついてから3〜5日たっているとのこと。とるときに皮膚にダニの嘴がのこると膿んで大変なことになるがきれいにとれているといわれた。
関東地方ではマダニによる感染症の報告はないが関西では要注意だそうだ。またまれにライム病という病気をおこすこともあるので1週間は熱や体調に気をつけるようにと
いいわたされた。あわててフロントラインをする。
お散歩から帰ったら必ず体をブラッシングしてよく汚れをふき取ること、その際に体全体をまんべんなく触ることの大切さを思い知った。ダニだけではなく、あらゆる病気や変調を
すばやく察知するために。


2003.0501 イサマエル・ローのコンサート
セネガルのアーティスト、イサマエル・ローの音楽を聴いた。普段あまりアフリカの音楽は聴かない。
どちらかというとサンバやボサノバはよく聴いていたがアフリカのものは始めてである。
舞台にはドラムセットとそれとは別にセネガルの民族楽器であるサバールという打楽器のセットがおかれていた。縦長の木の太鼓で皮が張ってある。
それを木のばちでたたいて音を出すのだ。その楽器も初めてだしセネガルについても何も知らなかった。
セネガルは西アフリカに位置する国で1960年にフランスから独立している。昔はこの海岸からたくさんの奴隷が新大陸に運ばれたらしい。
イサマエル・ローのMCは英語にときどき日本語を交えたものであったが歌は現地の言葉のほかにフランス語のものがあった。
民族色ももちろんあるが旋律はポピュラーで親しみやすい。
ただし、セネガルのドラムが激しくなり現地語で彼が叫ぶと会場はいきなり雰囲気が変わった。
会場にいたセネガル出身の人たちがこらえきれないように舞台にかけあがり、めくるめくダンスを踊りまくる。
もう興奮のるつぼである。黒い人たちって美しいなぁ、エネルギッシュだなぁ、と思う。
舞台に上がった人達以外はみんな座って音楽を聴いていたが一人だけこらえきれずに椅子から立ち上がってその場で体をゆすりながら音楽を楽しんでいる人がいた。
それはピーター・バラカンさんだった。
音楽が終わって外に出ると東京タワーがライトアップされていて美しかった。


2003.0428 朝の散歩
最近朝寝坊が続いていたが、犬友に誘われて久しぶりに早朝の散歩。
新緑の中央公園はすがすがしい空気でいっぱいだ。
Sindyとそのお隣は美犬でならすももちゃん。そしてジャムちゃんのんちゃん。
のんちゃんの首には亡きラッキーちゃんの遺品の首飾りがたくさんついている。
ラッキーちゃんママも一緒にお散歩した。犬と歩く楽しさとやすらぎはなにものにも変えがたい。
三井ビルの1Fスペースでスターバックスで買った朝食を食べてコーヒーを飲む。
一日のはじまりがいつもこんなに楽しければいいと思う。誘ってくれた犬友に感謝。





2003.04.26 六本木ヒルズ

きのうはグランドオープンといっていわゆる一般公開の日であった。
去年から森アートセンターに作るショップのために文字通り東奔西走して夫はがんばってきた。朝早くから夜遅くまで土曜日曜もなく働いた。一緒に行った画廊を経営するお友達のお嬢さんが何度も「日本じゃないみたい」と言う。ビルの景観は確かに今までにないスケール感がある。
犬のグッズのお店ジョーカーで、愛犬家の私達は長い時間をつぶした。生体を置いていた。
写真は左上から一番背の高い森タワー。ここにアートセンターがある。美術館のオープンはもう少し先である。
齢90にしてこの力、女性の彫刻家による巨大な蜘蛛のモニュメント。
村上隆描くところの社長。実は夫も知恵の象徴フクロウとして描かれた。
ショップの中。中央で背をむけている夫。
9月にオープン予定のルイ・ヴィトンは村上さんのマルチカラーで囲われ、その存在を主張していた。
このビルの上階にいると雨の日は雲の中にいるように、窓の外が白く曇るそうだ。

2003.04.23 夫の仕事場
夫の仕事場六本木ヒルズの中にある。まだ正式オープン前であるが、ひょんなことからそこへ出かけることになった。
朝少し肌寒かったので夫はやや厚手のスーツを着て出た。この日はVIPをむかえてのパーティがあるのだ。
ところが出かけてみたらおもったより暑いので薄手のスーツを持ってきてくれという。
ええ?もう、私これからトレーニングにいくのに・・・とおもいつつ、晴れ舞台なのだから思うようにしてあげよう、趣味はおしゃれなのに妥協させては可哀相、と考え直してジャージに薄手のコートをはおってリュックにはミネラルウォーターとタオルといういでたち、手には夫のスーツ。
うわさには聞いていたが驚いた。その大きさ。方向音痴の私は迷子必須。中に入れば仕事仲間もたくさんいるのに私のトレパンとリュックの姿に夫はちょっとひいた。
正式にオープンすると有料になる展望台に案内してもらった。VIPが来るということでセキュリティーが厳しい。
その眺め。東京がすべて見える。いや、横浜のランドマークタワーも見える。お台場は手でつかめるようだ。
東京タワーより高い。遠くには山並みが見える。
一分のすきもない美しいビル。
グランドオープンの日にはなにを着てこようかな。もちろんジャージとリュックではないので安心して。